書籍『なぜ、ビジネス書は間違うのか ハロー効果と言う妄想』

『なぜ、ビジネス書は間違うのか ハロー効果と言う妄想』

非常に興味深い書籍でした。私が拙い評価をするよりも、本書のごく一部を引用した方が、良さがよく伝わると思います。経営を真面目に学びたい方にぴったりです。是非お手に取ってみてください。

ハロー効果とは、企業の全体的な業績を見て、それをもとにその企業の文化やリーダーシップや価値観などを評価する傾向のことである。一般に企業パフォーマンスを決定づける要因だといわれている多くの事柄は、たんに業績から跡付けた理由にすぎない。(p2)

どうすれば成功するのかという疑問の答えは簡単だ。これさえすれば成功するというものなどない、少なくとも、どんなときにも効果があることなどない(p244)

企業の成功は相対的なものであること、競争で優位に立つには、慎重に計算したうえでリスクを負わなくてはならないことを理解するべきだ。(p244)

企業の成功には運が大きな働きをすることを認めよう。成功した企業は「たんに運がよい」のではないし、好業績は成り行きしだいというわけではないが、それでも成功には幸運がものをいい、ときには明暗を大きく分けるのである。(p245)

おそれずにリスクを負うことも必要であり、それは腰の引けた者にはできない。その勇気を奮い立たせるのが恐怖心である。(p255)

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