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読書

『事故調査のための口述聴取法』

事故調査のための口述聴取法

今年の9月に刊行された書籍です。書名の通り、事故調査の際に口述で情報収集する方法が書かれています。著者は航空自衛隊の自衛官で、航空事故の調査を専門にしています。ただ、著者も指摘しているように航空事故に限らず、事故調査一般に適用できる点も多いようです。

事故調査という目的ですので、責任追及のための情報収集というよりも、真実を究明するために何をすべきかという立場で、説明が展開されています。

私の仕事に引き付けてみると、例えば何らかの事象が生じて、それについて行為者の懲戒処分を行うかどうかの調査となると、どうしても責任追及という目的がついて回ります。その点を考慮しながら読み進めましたが、それでも色々参考になりました。

さらに私の場合は、事故というよりは、事件、何らかのトラブルでの調査をすることの方が多いのですが、そういった調査でも参考にできる部分が多いのではないかと感じた次第です。

特に、ヒトの「記憶」に関して詳細に記述されている点や、「回答の確信度と事実の確かさは関係がない」(p104)という指摘は、説得力があると感じました。文章も読みやすく、2-3時間程度で読み終わりました。