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競争戦略

ポテトチップスのライバルはLINEスタンプ

仰天!もも味・バナナ味のポテトチップス 「ライバルはLINE」湖池屋の戦略とは?(withnews YAHOO!JAPANニュース)

「そして、今や、ライバルはLINEなんです」と江口さんは強調します。若者にとって大事なのはコミュニケーションツール、つまり、話題になっているもの、ネタにできるものです。スナック菓子にとっては、コンビニのレジ前のドーナツと同じくらい、手頃な値段のLINEスタンプは競合品になっています。

自社のライバル製品が、思いもよらぬ分野の製品・サービスであることは、言われてみればよくわかるのですが、なかなか気づかないものだと思います。

経営学者のM. E. Porterは『競争の戦略』のなかで、業界の構造分析方法を提示しています。業界の競争状況を決定するアクターとして、
新規参入業者
同業の競争相手
代替品業界
買い手
供給業者
の5つを挙げています。よく「ファイブ・フォース分析」と言われる手法です。
ポテトチップスのライバルがLINEスタンプであるという考え方は、3の代替品が該当するでしょう。

他の業界が提供する製品やサービスが、自社の提供するものと同等の機能を満たすときには、一見まったく異なるものであっても、競合製品・サービスとなりえます。

若者にとって、「仲間内での話題を提供してくれる」という機能は、LINEスタンプであっても、桃味のポテトチップでも同じだということになるでしょう。

ファイブ・フォース分析を使ったことはないと豪語する方もいらっしゃるようですが、私は使い方次第で有用な手法だと思います。
企業の環境(内部も外部も両方)分析をする場合、私が最もよく使うのはSWOT分析ですが、外部環境分析をさらに詳しく行いたい場合は、この手法を使うことがあります。