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労働政策

【JILPT】職場における男女格差をめぐる是正策(ドイツ)

ドイツは、EU諸国のなかでも比較的雇用における男女格差が存在する国であると紹介されています。

【JILPT】職場における男女格差をめぐる是正策

そのなかで男女格差の要因が紹介されていますが、日本と状況がそっくりで驚きました。

1.異なるキャリア選択:清掃、介護、保育、小売りなどの低賃金職種に女性が多い
2.育児・介護等の家族責任を理由としたキャリアの断絶が多い
3.女性が再就職する場合、フルタイムではなく、パートタイムやミニジョブ(パートタイムの一種)を選択することが多い
4.乏しい昇進機会・少ない女性管理職:パートタイム労働者が管理職に就くことは難しい
5.性別役割分担等の社会的固定概念(女性という理由のみで雑用をさせる、程度の低い業務をさせる等)が依然として職務評価や賃金格差に影響しており、男女の「間接差別」につながっている。

ただ、この記事の主眼である格差是正のための施策については、日本よりも積極的に取り組んでいるようです。法制度による是正措置と、それ以外の取組が行われています。今回は法制度のみ、概要を紹介します。

1.クオータ制の導入:大手企業108社に対して一定の女性管理職割合とすることを義務付け
2.男女における同一労働同一賃金:従業員数500名以上の企業に対して、男女の同一労働同一賃金に関する取組の報告を義務付け
3.女性の就業環境整備:保育、介護といった面で女性がハンデを負いやすい構造的要因に対して改善措置を講じる
4.全国最低賃金制度:直接的に男女格差の取組ではないが、結果として男女の賃金格差解消に寄与した

男女格差の要因が日本と類似していること考えると、参考にすべき点があるように思います。