【労働条件】民主党、休暇分散で修正案 秋に全国を3ブロックに分けて

MSN産経ニュースより

民主党の「成長戦略・経済対策プロジェクトチーム(PT)」分科会は28日、観光振興などを目的とした休暇分散化について、全国を3ブロックに分けて10月に5連休をずらして設定する修正案をPTに提示した。
 
(略)
 
修正案では、滋賀、奈良以西の「西日本」、埼玉、千葉、東京、神奈川の「南関東」、それ以外の「東日本」の3ブロックに分ける。東日本は10月第1週の土曜日から5日間(12年実施の場合10月6~10日)、南関東は第2週末から5日間(同10月13~17日)、西日本は第3週末から5日間(同10月20~24日)を連休とする。年間の休日数を変えないよう、「海の日」「敬老の日」「体育の日」を平日の扱いとし、5連休の土日以外の休日に充てる。
当初の案は、5月と10月にそれぞれ5日の連休を、地域別に設けるというものでしたが、内閣府の行った調査で賛成28.1%、反対56.1%という結果を受けて見直しをしたのが、今回の案だとのことです。
せっかくの見直し案なのですが、当初案で懸念されていた、全国展開する事業所の休日の取り扱いや、単身赴任家庭の休日の問題など、解消されていない点が多いように感じます。
地域で一律に休日を設ける意図自体、よく理解できません。大型連休を設けることが目的と言うのであれば、企業や学校に連休を設定することを強制するだけでよいのではないでしょうか。(強制的な措置を設けること自体に疑問はありますが・・・。)
さらに企業に対する措置に限って言えば、現行の一律休日よりはむしろ、個人が任意に連続休暇を取得する制度を義務付けるだけでも足りるかもしれません。
伝聞情報ですが、ヨーロッパのある国では年初に、いつ頃バカンスを取得したいのかを事業所単位で予めヒアリングし、偏りのないよう調整をしたうえで、長期休暇を取得するそうです。
ヨーロッパの国々のような長期休暇までは無理なのかもしれませんが、5日程度とは言え、連続した休暇があることは意義のあることだと思います。だからこそ、時期の指定程度のことは、国民に委ねてほしいと思います。
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